大関の自作PCへの道!電源とCPUクーラーとOS編
- 2012年 10月4日
しばらく更新がまた途絶えていまして、申し訳です。
とりあえず、この一ヶ月の近況は。
・PSO2ハマっている
・自作PC調子悪くなる
・iPhone5購入
・スパIVサブキャラ練習中
ってな感じです。
それぞれの事については、自作PC関連の記事が落ち着いてから順次報告していきたいと思います。
では、自作PCのへの道、今回は、ズバッとまとめて「電源 & CPUクーラー & OS」です。
まずは電源です。
電源は、PCの各パーツを動かすために電源を供給するパーツです。
これが悪いと、電圧が不安定になり、不具合の原因にもなりますし、電源容量が足りないとPC自体が動かない場合もあります。
直接関わってこない部分でもありますが、マザーボードと同じく、PC全体に関わってくるパーツなので、信頼性重視で選ぶ事をオススメします。
それでは、スペック別に解説していきたいと思います。
◯電源容量
最大で供給する事が出来る電源容量を示します。
以下に、簡単な目安を記載しておきます。
▼300W〜600W
比較的ロースペックなPC向けの容量。
CPUのクロック数が低めだったり、ビデオカードが無い場合などです。
▼600W〜900W
ハイスペックなPC向けの容量。
CPUクロック数が高めで、オーバクロックなどをしたり、
ビデオカードが最高峰のものを選択した場合などです。
▼900W〜1200W
超ハイスペックなPC向けの容量。
CPUやビデオカードが2つ以上搭載されているもの向けです。
◯80PLUS認証
「80PLUS認証」とは、「80PLUSプログラム」が、パソコンの電源負荷が20%〜100%の時に電源変換効率が80%以上の基準を満たした製品に対して、認証を与えるものです。
簡単に言うと、これが付いていると電源の品質や性能が一定の基準を持って高いという事になります。
「80PLUS認証」には以下の5種類があります。
認証 | 電源出力 | 変換効率 |
---|---|---|
スタンダード | 20% | 80%以上 |
50% | 80%以上 | |
100% | 80%以上 | |
ブロンズ | 20% | 82%以上 |
50% | 85%以上 | |
100% | 82%以上 | |
シルバー | 20% | 85%以上 |
50% | 88%以上 | |
100% | 85%以上 | |
ゴールド | 20% | 87%以上 |
50% | 90%以上 | |
100% | 87%以上 | |
プラチナ | 20% | 90%以上 |
50% | 92%以上 | |
100% | 89%以上 |
上記の表は、電源出力時に、どれだけ変換効率が良いかで認証レベルが変わっているという事です。
この「変換」というのは、コンセントからの交流電源を、PCの各パーツは直流電源で動作するので、電源が「交流 → 直流」に変換しているという事を示します。
電源は、この変換時に、無駄なロスがあると発熱するという仕組みです。
という事は、発熱が低いと、電源への負荷が少なく寿命が延び、発熱を逃がすファンも静かになってくれます。
また、変換効率が良いと、それだけ消費電力が低くてすみます。
電気代にも易しいという事ですね。
自分は今回、信頼性重視のため「ゴールド」か「プラチナ」を選ぶことにしまして、電源容量はとりあえずビデオカードは一枚で済ます予定だったので、750W〜850Wくらいを狙いました。
それらの製品を出しているのは結構少なく、その中で信頼性が高かったのは「Corsair」か「オウルテック」のものでした。
後は、店頭で価格と相談して、最終的には「Corsair」を選択しました。
次に「CPUクーラー」を解説します。
CPUクーラーは、文字通りCPUを冷やすためにある部品です。
CPUを購入すると、標準で付属してくるクーラがあります(通称リテールクーラー)。
それでも十分動作はするのですが、別途CPUクーラーを購入すると以下の様な利点があります。
・リテールクーラーよりCPUを冷やす事が出来る。
・上記により、クーラーの騒音を抑える事が出来る(静音になる)。
・オーバークロックした場合でも静音を保てる。
とにもかくにも、リテールクーラーより冷えるのが魅力です。
オーバークロックしたり、静音PCを作りたい場合は必須となります。
逆に、上記の事を気にしないのであれば、リテールクーラーで十分となります。
さて、CPUクーラーを選ぶポイントは、いくつかありますが、形をまず決めた方が良いです。
CPUクーラーは、CPUの本体にCPUクーラーの金属の部分が接触して、それを「横(サイド)」か「上(トップ)」からファンを使って熱を逃がします。
この横にファンがある場合を「サイドフロー型」。
上にファンがある場合を「トップフロー型」と呼びます。
上記の二つのタイプからCPUクーラーを選択しますが、製品数が多く無難な「サイドフロー型」を選ぶと良いでしょう。
後のポイントはスペックを見つつ、それぞれ解説していきます。
◯全体サイズ
CPUクーラーのサイズになります。
サイズは他の部品と合わせて、注意する必要があります。
CPUクーラーの高さはケースとの干渉を起こす場合があり、幅はメモリスロットやPCI-Expressスロットとの干渉に関係してきます。
事前に、しっかり調べたほうが良いポイントです。
◯重量
基本的に、そこまで気にする必要が無いポイントですが、大型のCPUクーラーになると、1kg以上のもありますので、しっかりマザーボードがCPUクーラーを固定出来る事を確認した方が良いかもしれません。
固定が緩いと、マザーボードがたゆんだりします。
◯ファンサイズ
通常は120mmのタイプが多く、このファンサイズですと、付属のものではなく、市販品のでも取り付ける事が出来ます。
特殊なサイズの場合、CPUクーラー付属のものしか取り付けられないので、故障した場合とかは注意しなくてはなりません。
また、ファンサイズは、前述しましたが、メモリスロットやPCI-Expressスロットとの干渉にも関わってきます。
◯ファンスピード
CPUファンは多くのものは、ファンのスピードをCPUの温度によって可変する事が出来ます。
その可変具合が、このファンスピードです。
800rpm〜1200rpmで回転する分には、殆ど騒音は感じません。
2000rpm近くいくと、うねる様な音が聞こえてきます。
ただ、高回転すればそれだけ熱を冷やす事も出来るので、バランスが重要です。
◯MTBF
MTBFとは「Mean Time Between Failure」の略称で、「平均故障間隔」の意味です。
つまり、この時間分稼働させると故障する可能性が出てくるという事です。
多ければ多いほど、故障しにくいと言えます。
◯ノイズ
ノイズはファンスピードと関係してきますが、ファンの質や、サイズが大きいとファンスピードとノイズの関係は少し変わってきます。
それでも、ノイズは少ない値の方が良いのは間違いありません。
最後に「OS」を解説していきます。
自作PCで使用するOSは、よっぽどの事が無い限り「Windows OS」になるでしょう。
現時点では「Windows 7」が最もオススメです。
最新のセキュリティにも対応していますし、動作も機敏です。
それではスペックを見て行きましょう。
◯Home Premiumとの違い
Windows 7には、いくつかのエディションがありますが、一般的に使用するのであれば以下の二つのどちらかで良いでしょう。
・Home Premium
・Professional
主な違いは、上記二つの主な違いはいくつかありますが、一番大きいのは扱えるメモリの量でしょうか。
Homeは16GBまで。
Professionalは192GBまで搭載出来ます。
だいたい、メモリスロットは4スロット空いていますので、8GB x 4枚を搭載する予定の場合はProfessionalにした方が良いでしょう。
4GB x 4枚ですますなら、Homeでも構いません。
メモリの価格はかなり安くなってきていますので、搭載出来るだけしちゃった方が良いと思います。
さて、長い間の更新でしたが、以上で全ての部品の解説を終了しました。
細かい事を言うと、まだいくつかありますが、とりあえずはこれだけ理解すれば自作PCの部品選びには苦労する事無いと思います。
次回からは、組み立てて気づいた所などや、組み立て後の話しをしたいと思います。
※各パーツの価格と構成は、購入当時のものとなっています。
製品名 | 価格 | 詳細 | |
---|---|---|---|
ケース | COSMOS II RC-1200-KKN1-JP | 36,200円 | |
![]() ◯スペックサイズ344mm x 704mm x 664mm 重量22kg 5.25インチベイ3 3.5インチシャドーベイ11 3.5インチオープンベイ2 I/OパネルUSB(3.0) x 2 USB(2.0) x 4 eSATA(6Gb/s) x 1 ヘッドホン x 1 マイク x 1 拡張スロット10+1(1は縦配置) クーリングシステム前部 200mmファン x 1 後部 140mmファン x 1 上部 120mmファン x 1 3.5インチシャドーベイ 下段 120mmファン x 2 左側面 120mmファン x 2(オプション) 3.5インチシャドーベイ 上段 120mmファン x 1(オプション) 電源無し(EPS12V , ATX電源に対応) その他CPUクーラーの高さ:190mmまで ビデオカードの長さ:385mmまで ◯参考サイト |
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マザーボード | Fatal1ty Z77 Professional | 22,880円 | |
![]() ◯スペックチップセットZ77 フォームファクタATX VRM16+8 PCI Express x 163(3.0対応 x 2 , 2.0対応 x 1) PCI Express x 12 PCI2 NICBroadcom BCM 57781 AudioRealtek ALC898 SATA(6Gb/s)6 SATA(3Gb/s)4 eSATA1 USB2.0&3.0(バックパネル)6 USB2.0(内部ポート)4 USB3.0(内部ポート)2 ◯参考サイト |
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CPU | Core i7 3770K BOX | 25,970円 | |
![]() ◯スペックコア4 スレッド8 周波数(定格)3.50GHz 周波数(Turbo Boost)3.90GHz 対応メモリーDDR3-1333/1600 メモリーチャネル数2 L3キャッシュ8MB TDP77W ◯参考サイト |
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メモリ | CMX16GX3M2A1600C11(8GB x 2) | 9,980円 | |
![]() ◯スペック容量32GB 規格DDR3 SDRAM インターフェイスDIMM モジュール規格PC3-12800(DDR3-1600) レイテンシ11-11-11-30 定格電圧1.50V ◯参考サイト |
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ビデオカード | GTX680-DC2T-2GD5 | 70,700円 | |
![]() ◯スペックシェーダープロセッサ数1,536基 テキスチャユニット数128基 ROP数32基 コアクロック1,137MHz(定格1,006MHzからのOC) ブーストクロック1,201MHz(定格1,058MHzからのOC) メモリ容量2GB TDP不明 接続インターフェイスPCI Express 3.0 PCI Express外部電源8ピン x 1 6ピン x 1 ◯参考サイト |
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光学ドライブ | DRW-24B5ST | 1,000円 | |
![]() ◯スペック対応メディア(読速度|書速度)DVD-R(16倍 | 24倍) DVD+R(16倍 | 24倍) DVD-R(16倍 | 24倍) DVD+RW(12倍 | 8倍) DVD-RW(12倍 | 6倍) DVD+R DL(12倍 | 12倍) DVD-R DL(12倍 | 8倍) DVD-RAM(12倍 | 5倍) DVD-ROM(16倍 | ー) CD-R(48倍 | 48倍) CD-RW(40倍 | 24倍) CD-ROM(48倍 | ー) 接続インターフェイスSATA キャッシュ1.5MB ◯参考サイト |
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HDD | ST2000DM001(2TB) | 6,842円 | |
![]() ◯スペック容量2TB シリーズBarracuda 7200.14 回転数7200rpm 接続インターフェイスSATA(6Gb/s) キャッシュ64MB プラッタ3枚 ◯参考サイト |
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SSD | SSDSC2CT120A3K5(128GB) | 8,580円 | |
![]() ◯スペック容量128GB シリーズIntel SSD 330 接続インターフェイスSATA(6Gb/s) シーケンシャル(読速度|書速度)500MB/s | 450MB/s ランダム4K(読速度|書速度)22.5k IOPS | 33k IOPS ◯参考サイト |
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電源 | CMPSU-750AX | 14,652円 | |
![]() ◯スペック電源容量750W 80PLUS認証Gold ◯参考サイト |
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CPUクーラー | TPC 812 | 8,980円 | |
![]() ◯スペック全体サイズ138mm x 103mm x 163mm 重量978g(本体826g・ファン152g) ファンサイズ120mm x 120mm x 25mm ファンスピード600rpm 〜 2,400rpm MTBF40,000時間 ノイズ19dBA 〜 40dBA ◯参考サイト |
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OS | Windows 7 Professional DSP版 | 11,480円 | |
![]() ◯スペックHome Premiumとの違い物理メモリ192GBまでサポート (Homeは16GBまで) ドメイン参加 位置自動認識印刷 リモート デスクトップ接続 Windows XP Mode 詳細なバックアップと復元 グループ ポリシーのコントロール ファイル システムの暗号化 オフライン フォルダー ◯参考サイト |
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価格合計 | 217,264円 |