カテゴリー : PC

大関の自作PCへの道!SSD編

自作PCのへの道、今回は「SSD」です。

SSDとは「Solid State Drive」の略で、記憶領域がフラッシュメモリを使用しているドライブです。
HDDは、ディスクからデータを読み取るために読み取り装置を移動させたり、データの場所を読み取り装置までに持っていくために回転したりするために、待ち時間が発生していました。
SSDは、フラッシュメモリから直接データを読み書きするので、そのような待ち時間が無く、高速にデータを読み書きする事が出来ます。
さらに、物理的に駆動する装置が少ないので、消費電力が少なく、耐衝撃性にも強いのが特徴です。

ただ、価格が高くなってしまうのと、容量が少ないのがデメリットになっています。
HDDと比較してのメリット、デメリットをまとめると以下になります。

 ◯HDD
  メリット
   ・記憶容量が多い(最高3TB)
   ・価格が安い(数千円〜二万円)
  デメリット
   ・読み書き速度が遅い(単体では毎秒120MB)
   ・耐衝撃性に弱い
   ・設置スペースが大きい(2.5インチ、3.5インチ)
   ・消費電力が多い
 ◯SSD
  メリット
   ・読み書き速度が早い(毎秒200MB〜500MB)
   ・耐衝撃性に強い
   ・設置スペースが小さい(2.5インチ)
   ・消費電力が少ない
  デメリット
   ・記憶容量が少ない(128GB〜512GBが主流)
   ・価格が高い(8,000円〜数万円)

さて、SSDも発売しているメーカーが多々あるのですが、現時点では以下のようなメーカーが鉄板かと思います。

 ・Intel
 ・Plextor
 ・ADATA

各メーカー特徴はありますが、迷ったらIntelで良いと思います。
自分もとりあえずIntelにしました。
性能と価格のバランスが良いですが、最近は価格を安くするために、SSDのコントローラーがあまり良い評判が聞かないメーカーのを採用したようです。
価格は高くなってしまいますが、性能重視ならPlextorが良いと思います。

それでは、スペック別に解説していきたいと思います。

◯容量
前述しましたが、データ記憶容量です。
現時点でも最もコストパフォーマンスが良いのは128GBかなと思います。
1万円以下で手に入れる事が出来ます。

◯シリーズ
SSDメーカーの型番シリーズです。
Intelですと、「330」や「520」。
Plextorですと、「PX」などです。

◯接続インターフェイス
基本は「SATA」となっていて、製品によって「3Gb/s」か「6Gb/s」の速度に対応しています。
SSDの高速な読み書きをフルに発揮するなら「6Gb/s」に対応しているものを選択した方が良いです。
もちろんマザーボードも対応していないといけませんが。

◯シーケンシャル
記憶領域にアクセスする際に「先頭から順に検索する」方法です。
この速度は、ファイルのコピーや、大きなデータファイルを開く速度などに影響します。
主流は400MB/秒〜500MB/秒程度の速度が出る製品が多いですが、価格が安い製品だと200MB/秒くらいに下がったりしています。

◯ランダム4K
記憶領域にアクセスする際に「位置情報を元に直接その場所にアクセスする」方法です。
HDDやSSD、そしてメモリなどのPCの記憶装置では殆どこの方法でデータにアクセスしています。
そのため、このスペックがかなり重要になります。
プログラムやシステムの起動、そして大量の小さなファイルを読み書きする場合に影響します。

「4k」は「4KB」の数値で、小さいファイル単位を読み書きする場合の速度になります。
「512k」という「512KB」単位での速度が記載されている場合もあります。

「IOPS」は、「Input Output Per Second」の略称で、1秒間に読み書き可能な数値の単位となっています。
Intelは価格が安い分、この数値が低めで、Plextorはこの数値が高めとなっています。

※パーツ購入検討表は、最新の記事にて公開しています。

大関の自作PCへの道!光学ドライブとHDD編

えー、約1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
この間は、有給取って実家に帰省したり、お盆休みとかあったりと、色々リフレッシュ出来る事が多かったです。

さて、自作PCへの道、まずは「光学ドライブ」です。

これは正直・・・・
どれでも良い!!
安いやつを適当に選ぶだけで良いと思います。
使うのはOSをインストールする時とか、新しくソフトウェアを購入した時くらいしか無いので、使用頻度は少ないからです。

ドライブとしてはDVDとCDの書き込みが出来れば問題ありません。
Blu-rayは好みですね。
PCで観たい場合はあっても良いですし、Blu-rayは1枚で50GB近くの容量を記憶出来ますので、メディアとしてバックアップしたい用途がある場合も選んでいいと思います。

後は、接続インターフェイスが「ATA」か「SATA」かを確認しておいた方が良いです。
マザーボードによっては「ATA」が無い場合もありますので注意しましょう。

どれでも良い「光学ドライブ」ですが、一応スペックを解説していきます。

◯対応メディア
どの規格のメディアが「読み込み」「書き込み」出来るかの情報です。
「何々”倍”」と表記されているのは、それぞれの速度を表していますが、CDの速度と、DVDの速度は比較出来ませんので注意して下さい。
CDで48倍と書かれているからと言って、DVDの12倍より早く処理が終わるとは限らないという事です。

各メディアについては種類が多いので全ての解説は省略しますが、基本的には「CD-R」「CD-ROM」「DVD-R」「DVD-ROM」があれば問題ありません。

◯接続インターフェイス
先述したので、ここでは省略します。

◯キャッシュ
メディアの処理をする時に一時的にデータを格納する容量です。
多ければ、安定かつ早く処理する事が出来ます。

という事で、今回は二つ目「HDD」についても解説します。

HDDを発売している主なメーカーは以下になります。
特徴も書いておきます。

 ・WESTERN DIGITAL(以下WD)
   エントリー向けやハイスペックモデル等、多くのラインナップを用意している。
   そのため、価格が安いモデルを買いやすい。
   ただ、安い製品はそれなりにスペックを落としているので注意。
 ・SEAGATE
   各ラインナップは平均して高性能。
   価格はWESTERN DIGITALより若干高めの場合が多い。
   性能求めるならこれ。
 ・HGST
   ちょっと前までは安定して購入出来るメーカーだった。
   しかし、2012年にWESTERN DIGITALに買収された事により、
   製品は少なくなっていっている模様。

実質、現状で選択肢としてあるのはWDかSEAGATEだと思います。
性能そこそこで安めならWD、性能重視ならSEAGATEという選択で良いと思います。

自分は、今回はOSにSSDを選択しているので、HDDはあくまでデータ退避用として考えていました。
まぁ、それでも性能を求めたかったのでSEAGATEを選択しました。

それでは、スペック別に解説していきたいと思います。

◯容量
データを格納出来る容量です。
多ければ多い程、たくさんのデータを入れれます。
HDDの価格も安くなってきているので、現時点で買うとすると、1TB、2TB、3TBから選ぶことになると思います。

◯シリーズ
SEAGATEだと「Baracuda」、WDだと「Blue,Green,Black,VelociRaptor」などの製品シリーズを発売しています。
このシリーズで性能や容量を確認する事が出来ます。

◯接続インターフェイス
現在主流なのは「SATA」です。
新しいPCの場合は、このインターフェイスを選択しておけば問題ありません。

◯キャッシュ
データを一時的に格納するデータ容量です。
キャッシュが多ければ、転送速度が上がりますが、HDDの転送速度自体がすぐ頭打ちになるので、気持ち程度の効果しかありません。
キャッシュが多いと、価格が高くなりがちですので注意です。

◯プラッタ
HDDがデータを記憶する、プラッタと呼ばれる円盤状の物体の枚数です。
例えば1TBの容量の場合、250GBのプラッタが4枚の場合もあれば、500GBが2枚の場合もあります。
プラッタの枚数が少なければ、プラッタを渡ってのデータ書き込み回数が少なくなるので、転送速度は上がります。

※パーツ購入検討表は、最新の記事にて公開しています。

大関の自作PCへの道!ビデオカード編

え〜、長らく更新が無かったですが、自作PC続きの話しです。
この間、長期休みを取って実家に帰省したりしていましたが、その前に遂に自作PC一式を購入しました。
現在は、組立終わってセットアップ中です。

という事で今回からは、もう買うものは決定してしまったので、構成に関しては買ったものを書きたいと思います。
解説部分は、どの製品と迷ったかなどの解説をしていきたいと思います。

さて、自作PCへの道、今回は「ビデオカード」です。

ビデオカードは、OS上で「画面の描画」を行うパーツです。
「画面の描画」と言っても様々な所でビデオカードは使用されます。
現在は、主に以下の用途で使用されるようです。

 ・OS上のインターフェース描画
 ・2DCG、3DCG描画
 ・2D、3Dゲーム
 ・動画エンコード

上記の用途から、PCでの作業において、高負荷な作業でビデオカードが使用される事が分かります。
特に、3DCGや3Dゲームをやる場合は、ビデオカードのスペックによってパフォーマンスがかなり変わりますので注意しましょう。
逆に言えば、上記の用途をしないのであれば、マザーボードに搭載しているグラフィックス機能で十分ですので、購入の際にもよく選んだ方が良いです。

ビデオカード選びで重要なポイントは以下になります。

 1. 種類
 2. グレード

それぞれスペックに深く関係する要素です。
では解説していきましょう。

1. 種類
ここで言う「種類」とは、ビデオカードのメーカーを示します。
現在主にビデオカードを開発しているメーカーは以下になります。

 ・Nvidia
 ・AMD

「Nvidia」は「GeForceシリーズ」を開発しているメーカーです。
「AMD」は「Radeonシリーズ」を開発しているメーカーになります。

今回は、主に購入予定の「GeForceシリーズ」にターゲットを絞って解説していきますが、おおまかに各種類だけ解説します。
なお、ここでの解説は個人的な調べでの解説ですので、全て当たっているとは限りませんの注意して下さい。

 ◯GeForce
   コストパフォーマンス:低
   開発速度:中(現時点)
   3Dゲーム対応度:良
   グレード種類:多

 ◯Radeon
   コストパフォーマンス:高
   開発速度:高(現時点)
   3Dゲーム対応度:並
   グレード種類:少

GeForceは、多くのグレードの種類が出ているので、安い製品が欲しい人、高いスペックが欲しい人などの需要を広範囲に確保して、多くのユーザーが使用しています。
そのせいもあって、3Dゲームでまっさきに対応されるものになっています。
そのため、安定性などを求めるのでしたらGeForceをオススメします。
ですが、価格がパフォーマンスに対して高い面がありますので、そこは注意です。

Radeonは、コストパフォーマンスが非常に良く、ちゃんと対応している3Dゲームや、各種ベンチマークなどでは良いパフォーマンスを出します。
価格も安いので、安価に良いスペックを得たい場合は選択肢として入れるべきだと思います。
問題なく動けば、良いですからね。

2. グレード
「グレード」は、ビデオカードのスペック別に分かれている製品を示します。
GeForceですと、最近発売された「GeForce 6xx シリーズ」になります。
現時点では6xxシリーズは以下の製品が発売されています。

 ・GTX 690
 ・GTX 680
 ・GTX 670

「GTX」は高スペックの製品に付けられる型番です。
二桁目の数字は、高くなればなるほど高スペックになります。
しかし、その分価格も高くなります。
これに加え、「GTX」では無く「GT」という型番が付く安価な「GT 610 〜 GT 640」があります。

「GTX 690」は、「GTX 680」を二つくっつけて、一つのビデオカードにしたような製品です。
という事で、純粋な一枚のビデオカードとして一番スペックが良いのは「GTX 680」になります。
今回購入予定としているのは、「GTX 680」か、予算次第では一段グレードを下げて「GTX 670」を狙って行きたいと思っています。

しかし、このビデオカードというものは、一つグレードが下がるだけで1〜2万円価格が変わるので、使用用途と予算でしっかり選択しなくてはなりません。
今回の自作PCは、3Dゲームをしたいと思っているので、出来るだけ高スペックなのを狙って行きたいと思っています。
その用途に当てはまりそうなのとして、以下の製品を選択しました。

 ・N680GTX Lightning (MSI)
   最近発売されたばかりの新製品。
   通常のGTX 680からファンを変更しオーバークロック(以下OC)した製品。
   信頼のMSI製品、安定の高電源供給、ただ静音性は少し弱い。
   予算があるなら選ぶにこしたこと無いです。
   ただし、価格がかなり高め。
 ・GTX680-DC2T-2GD5 (ASUS)
   こちらもOC製品。
   そして信頼のASUS製品。
   静音性抜群だが、搭載されているメモリ部分の排熱に不安があるという噂が出ていた。
   そのため不安定さが言われてきたが、最新のドライバーで直ったとの話し。
   価格も高めだが、上記のMSI製品よりは安い。
   ただし、なぜか在庫がどこにも無い状態なので、実質購入出来ないに近い。
   在庫を見つけたなら、間違いなく買った方が良い一品。
 ・ZOTAC GeForce GTX 680 AMP! Edition ZT-60102-10P (ZATAC)
   同じくOC製品。
   上記のASUSの不満点であったメモリ部分の排熱には問題が無い。
   ただし、ファンの静音性は劣るようです。
   価格も安めで、入手しやすいのが利点。
   すぐにコストパフォーマンスが良いOC製品を入手したかったら、これ一択に近い。
 ・GTX670-DC2T-2GD5 (ASUS)
   予算が足りない場合に一段グレードを下げたGTX 670製品。
   でもOCされているので、通常のGTX 680並にスペックは高い。
   信頼のASUS、静音ファンと良い製品なのだが、これまた入手が現段階しにくい状況。
   GTX600シリーズの中で、最もコストパフォーマンス高いと言える一品。
   こちらも在庫を見つけたなら、即買い必須。
 ・ZOTAC GeForce GTX 670 AMP! Edition ZT-60302-10P (ZOTAC)
   同じくGTX 670のOC製品。
   結局ASUS製品が入手出来ないので、次点のZOTAC製品を選択するしか無い。

という事で、今回は上記の製品から、たまたま見つけたASUSのGTX680製品を購入しました。
ネットの掲示板見ていたら在庫復活したっていう情報を見つけて、同時にASUSのGTX670もあったんで、悩みに悩んだんですが、後悔しないためにも最高スペックのを買いました。

それでは、スペック別に解説していきたいと思います。

◯シェーダープロセッサ数
GPUのコア数のようなもの。
これが多いほど、パフォーマンスは高い。

◯テクスチャユニット数
ゲームや3DCGで表示されるテクスチャを計算するために使用されるユニット数です。
これが多ければ、多種多様なテクスチャが使われてもパフォーマンスが下がる事はありません。

◯ROP数
3D計算の最終処理工程で使用されるのがROP(Render Output Pipeline)です。
画像を滑らかにみせるアンチエイリアス処理などに使われ、高解像度のフレームを高速に描画する際に重要なスペックです。

◯コアクロック
GPUのクロック数です。
これが高ければ単純に処理能力が上がります。
PC全体で考えるとCPUにあたるものです。

◯ブーストクロック
コアクロックが高負荷になった場合に、クロック数が上がる最大値です。
低負荷時はコアクロックで稼働し、消費電力を抑え、高負荷時には最大パフォーマンスが出せるようにブーストクロックで稼働します。

◯メモリ容量
ゲームや3Dで使用されるテクスチャを格納するためのメモリ容量です。
多く使用されているものだと、この容量が多くなければパフォーマンスは下がります。

◯TDP
熱電力設計(Thermal Design Power)の略称で、最大必要吸熱量の事です。
ハイパフォーマンスモデルほど、電力が必要になります。

◯接続インターフェイス
ビデオカードを接続する規格の事です。
現在の主流はPCI Expressが殆どです。
PCI Expressにもバージョンがあり、転送量が変わっているようです。
GTX 600シリーズは3.0に対応しているものも多いようです。

◯PCI Express外部電源
最近のビデオカードはハイパフォーマンスなため、PCI Expressだけでの電力供給では足りない状況になっています。
そのため電源から直接、外部電源を接続します。
主に、6ピンと8ピンという規格が使用されます。

※パーツ購入検討表は、最新の記事にて公開しています。

大関の自作PCへの道!メモリ編

自作PCへの道、今回は「メモリ」です。

メモリは、OS上でソフトウェアを使うのに必要なパーツです。
メモリの量が多ければ、一度に複数のソフトウェアを動かす事が出来ます。
逆に、メモリが少ないと、複数のソフトウェアを動かした時に、PCの性能が低下してしまうので注意しましょう。

メモリ選びで重要なポイントは以下になります。

 1. 容量
 2. 速度

それぞれスペックに深く関係する要素です。
では解説していきましょう。

1. 容量
メモリの容量は、前述した通り、複数のソフトウェアを動かすのに重要な要素になってきます。
最近は、メモリの価格も安くなり、大容量のメモリを搭載するのも簡単になりました。
しかし、メモリは何枚でもさせるわけでは無く、マザーボードによってさせる枚数が違います。

今回は、一般的な自作PCで使われるマザーボードを想定します。
一般的なマザーボードですと、「4枚」のメモリがさせるタイプが殆どです。
価格もそこまで高くありませんので、せっかくですから4枚搭載した方が良いでしょう。

最近のメモリは1枚で、「1GB」「2GB」「4GB」「8GB」が主なものとして発売されています。
では、具体的にどれくらいの容量がいるのでしょう?
それは実際、PCで何をするかによってマチマチなので、一概には言えません。
ですが、ここではおおまかに基準を作るという前提で、以下のように説明します。

 ◯2GB
   ・インターネット、メールなど
 ◯4GB
   ・上記含め、文書作成、軽負荷な画像や動画編集など
 ◯8GB
   ・上記含め、軽負荷なゲーム、生放送配信、軽負荷な3DCGなど
 ◯16GB以上
   ・上記含め、高負荷なゲーム、高負荷な3DCGや画像や動画編集など

今回自作するPCの目的は、高負荷なゲーム、そして生放送配信なので、16GB以上を狙って行きたいと思います。
そうなると、「4GB x 4 = 16GB」か、「8GB x 4 = 32GB」になります。
どちらにするかは、予算と相談したいと思っています。

2. 速度
メモリの速度は、CPUの種類によって自動で決定します。
今回選んだCPUは「Intel IvyBrideシリーズ」ですので、速度は「DDR3-1333/1600」になります。
この「1333」と「1600」というのが速度が目安になる数値です。

もちろん、数値が多い方が速度が早いですが、実際は微々たる差になります。
ですので、価格的に安い方を選んで問題ありません。
ただ、CPUの世代が変わった場合、メモリの対応速度が変わる場合があります。
そうなったら、体感速度も劇的に変わる場合もありますので、注意しましょう。
今回は、価格がそれほど変わらなかったので「1600」のものを選択しました。

メモリ選びで注意する点が、もう一つあります。
メモリは基本、基盤がむき出しの状態になっていますが、ものによっては「ヒートシンク」という熱を外に逃がしやすくするパーツで外が覆われているものもあります。
本来は熱を逃がしやすくて良いものなのですが、ヒートシンクのぶん厚みが出ているのと、熱が多く出やすいので、メモリの周囲に熱が篭もりやすくなりデメリットがあります。
ケースのクーリングシステムがしっかりしていれば、問題無いレベルですので、もし狭いケースやファンが少なめの場合は、むき出しのメモリを選んだ方が良いと思います。
また、ヒートシンクのぶん高さも増えていますので、隣接するパーツ(CPUクーラーなど)との干渉も考える必要もあります。

今回は、メモリを発売しているメーカーから「CORSAIR」を選択しました。
価格が安かったのと、ヒートシンクが付いていて、オーバークロックにも耐えられる基準をしているためです。

それでは、スペック別に解説していきたいと思います。

◯容量
ほぼ、前述で説明しましたので、特に改めて説明する事はありません。

◯規格
現在の殆どのメモリは「DDR3」というメモリ規格になっています。
DDRは1から始まって、現在速度が上がってきて3まで来ています。

◯インターフェイス
「DIMM」は主にデスクトップ向けのメモリインターフェイスです。
ラップトップ向けは「SO-DIMM」というインターフェイスになっています。

◯モジュール規格
DDR3規格の中で、どういう早さのメモリかを示しています。
スペック表では、「PC3-12800」という記載と、「DDR3-1600」という記載の2パターンがあると思います。
両者とも、速度は同じですので、少しややこしいと思いますが、規格の言い方の違いという認識で良いと思います。

◯レイテンシ
レイテンシとは、メモリやHDDなどの記憶装置から、データなどの転送要求をしてから、要求の結果が帰ってくるまでの遅延時間の事です。
つまり、この数値が大きかったら、速度が遅くなるという認識で良いと思います。
スペック表には「4つ」また「3つ」の数字が並んでいたり、「CL=数値」の表記がされていると思います。
 例) 10-10-10-27 CL=10

メモリであるDRAMにアクセスする時は、行または列アドレスを順番に指定する必要があります。
その時に、それぞれ4つの遅延のパターンがあります。
4つの数字は、左から順に、
 ・CAS# Latency
   列アドレスを指定してから、データを読み書きできる状態になるまでのメモリ周波数。
 ・RAS# to CAS# Delay
   行を指定してから、列を指定出来るようになるまでの待ちメモリ周波数。
 ・RAS# Precharge Delay
   DRAMの特性でRASが消えてしまうため、これを再充電するために必要なメモリ周波数。
 ・Cycle time
   テータを1つ読み書きするのに必要な合計メモリ周波数。

「CL=数値」は、4つの数字の一番最初の数値と同じになります。

各数値の意味は複雑なので分かりにくいですが、数値が高いほどレイテンシは大きいという認識で良いと思います。
しかし、殆どの場合気にする必要も無いので、安めで良い質のメモリを選びましょう。

◯定格電圧
メモリで使用される電圧です。
通常はあまり気にする必要はありません。
オーバークロックする場合は、この電圧を若干上げる事により、メモリの速度を上げる事が出来ます。

※パーツ購入検討表は、最新の記事にて公開しています。

大関の自作PCへの道!CPU編

自作PCへの道、今回は「CPU」です。

CPUは、PCを動作させるうえで中心となるパーツです。
このスペック次第で、そのPCの早さが決まると言っても良いでしょう。
CPUを出しているメーカーには、IntelやAMDがありますが、ここでは最近新型が発売されたIntelを例に説明していきます。

CPU選びで重要なポイントは以下になります。

 1. オーバークロック
 2. コア・スレッド数

それぞれスペックに深く関係する要素です。
では解説していきましょう。

1. オーバークロック
オーバークロック(以下OC)は、CPUの動作周波数の限界を突破させる事を言います。
動作周波数が高ければ高いほど、計算速度があがり、計算負荷の高いものを早く処理出来ます。
具体的には、動画のエンコードやPCゲーム、CG制作、そして生放送などのリアルタイム配信も含まれます。

この動作周波数は、CPUを開発しているIntelなどのメーカーがある程度決めています。
「Core i7 3770」というモデルの動作周波数は以下になります。

 定格:3.50GHz
 Turbo Boost:3.90GHz

定格とは、CPUをフルで使用しているような、高負荷の状態に動作する周波数の値です。
そしてTurbo Boostは、CPUをそれほど使用していない時に動作する周波数の値になります。
なぜ、あまり使用していない時に、周波数が高くて、フルで使用している時に低いかと言うと、CPUは非常に熱量が出るパーツなので、フルで使用している時に周波数を低くして熱量を減らし、あまり使用していない時は出る熱量に余裕があるので周波数を高くしているという事です。
このTurbo Boost機能は、CPUの使用状況に応じて、自動で働きます。

そして、このメーカーが定めた、定格とTurbo Boostの周波数をもっと伸ばそうというのがOCです。
ただ、どこまでも伸ばせるわけではありません。
周波数を上げれば、熱量と消費電力が増えますので、排熱と電源容量を考慮してある程度の数字を決める必要が出てきます。
それは、クーリングシステムや電源パーツによるという事です。

さて、説明してきたOCですが、このIvyBridgeは少し適していないようです。
CPUは、それ自体も複雑な構成になっているのですが、前のモデルまではパーツ間をハンダでしっかり固定して熱を伝えていました。
しかしIvyBridgeでは、簡易的なグリスと固定までで、熱の伝わりが悪くなっています。
そうすると、OCで周波数をあまり上げていない状態でも、CPUの熱が高くなり、OC出来る周波数の上限が早まってしまうのです。
これを解消するために、一旦CPUをバラして、再度良いグリスを付け、再構築するという事が出来ます。
ただし、バラす際にCPU自体を傷つけてしまうと、CPUが故障してしまうので、かなりリスクが高い改造となっています。
詳細は、以下のサイトに記載されています。

 「殻割り」で熱輸送のボトルネックを確かめる(PC Watch Impress)

通称「殻割り」と呼ばれる、この改造ですが、かなりCPUの温度が変わるので、OCする際は非常に魅力的ですね。
この殻割りを代理でやってくれるPCパーツショップも出てきているようで、殻割りCPUを簡単に入手する手段も出てきているようです。

2. コア・スレッド数
最近のCPUは複数のコアを積んでいるものが殆どです。
コアとは、CPU自体は一つですが、内部的には複数のCPUが積んでいる状態で、この複数のCPUの部分をコアと呼びます。
コア数が多くなれば、一度に複数の処理を行う事が出来て、処理能力が上がります。
そして、スレッド数とは、Intel製のCPUに付いている「ハイパースレッティング」という機能で、コアがあたかも増えたように見せる事ができて、この増えた部分がスレッドになります。

コアは、実際にものとしてあるので「物理コア」と呼ばれます。
反対にスレッドは、物理的に無く、機能として増やしているので「論理コア」と呼ばれています。

スレッドは、だいたいが一つのコアを二つに見せる事が出来ます。
ですので、4コアある場合は、8スレッドになるわけです。
OSのタスクマネージャーなどで見ると、CPUのバーが8個あるのが確認出来ると思います。
このコア・スレッド数が多ければPCの速度が上がるので、CPUを選ぶ際には参考にする必要があります。

では、スペックを確認しながら、今回購入予定のCPUを決めて行きましょう。
色々調べて、今回購入を検討しているのは、以下の2点です。

 ・Core i7 3770K BOX
 ・Core i5 3570K BOX

※OCは全て出来るという指摘があったので内容を修正。(2012年6月14日21時30分)
共に、Intel製の、最近発売されたIvyBridgeのCPUになります。
「3770K」は、発売されているCPUのなかで最高スペックとなるCPUです。
OCは殆どのCPUで出来ますが、「K」が付くモデルは通常よりさらに過激にOC出来る製品です。

「3570K」は、「3770K」に比べ周波数が若干低くなり、スレッド数が8から4に下がっています。
コアは共に4なので、「3570K」はハイパースレッティングが無いという事になります。
周波数はそれほど変わりませんし、大きな違いはスレッド数ですが、「3570K」の方が価格で1万円くらい安いので、予算に合わせて選択すると良いかも知れません。

この他にもいくつか、モデルがあります。
OC出来る最大倍率を固定にした「3770」や、周波数を若干下げた「3550」、さらにそれから周波数を下げた「3450」などがあります。
さらに、消費電力を抑えて、定格やTurbo Boost時の周波数違いで「3770T」、「3770S」、「3550S」、「3450S」などもあります。

CPUはIntelが鉄板という事で、Intel製を選択し、その中からOCも見据えて、OC出来るCPUの中から一番良いのを選びました。
それでは、スペック別に解説していきたいと思います。

◯コア
説明が若干被りますが、論理コア数の数字です。
このコア数が多ければ、PCで複数の作業が出来ます。
最近発売されるCPUは大体「4個」のコア数が多いようです。

◯スレッド
論理コアの数字です。
ハイパースレッティングは、大体の場合、処理能力の恩恵がありますが、一部では反対に処理能力が落ちる場合もあるので、過信は禁物です。

◯周波数(定格)
CPUの負荷が高まった時に動作する周波数の数字です。
処理能力に大きく影響するので、一番重要な数値です。

◯周波数(Turbo Boost)
CPUの負荷が低い場合に動作する周波数の数字です。
通常使用では、この周波数での動作が多いので、重要な数値となります。

◯対応メモリー
CPUには、それとセットで対応するメモリーが決まります。
CPUさえ変わらなければ、対応するメモリーは下位互換があります。
つまり、1600で動作するメモリーのみの使用はもちろん、1600と1333を混合しても使用出来ます。
ただし、動作は下位に合わせられるので、この場合1333で動作する事になります。
数値は、高いほどメモリー速度が早いので、早いのを選びたい所ですが、大きく数値や世代が変化無ければ、そこまで体感は変わりません。

◯メモリーチャネル数
メモリーチャネル数は、この数字通りのセットでメモリを搭載すると、メモリの速度が上がるというものです。
「2」の場合は、例えば2GBのメモリを2枚、計4GBで動作させると、4GB1枚の場合より早く動作します。
Intelの最近出しているCPUは、メモリーチャネル数が2の場合が殆どです。
一部、ワークステーション向けなどのハイエンドCPUは、3や4などのチャネル数があります。

◯L3キャッシュ
CPUがデータを処理する時に、一時的にデータを貯めとくのがキャッシュです。
L1、L2もありますが、最近のCPUはL3キャッシュまであります。
この容量が多ければ、CPUの処理が効率化され、処理速度が上がります。

◯TDP
TDPとは「Thermal Design Power」の略称で、熱設計電力という意味です。
CPUの最大放熱量を示していて、簡単に言えば、フルでCPUを動作させた場合に消費する電力となります。
昔のCPUは、この数値を無視してCPUの処理速度を上げてきましたが、速度の割には消費電力の効率性が悪く、無駄に電力を食う事になってきました。
最近は、効率良く処理能力と電力を行えるようになり、注目されてきているスペックです。
このTDPが低ければ、熱量も低くなるので、クーリングシステムにも影響してきます。

※パーツ購入検討表は、最新の記事にて公開しています。